特殊な解体工事について

2020/04/08 ブログ
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長屋などを切り離す、特殊な解体工事について、実は建物解体の中で最もトラブルの多い工事になります。

長屋の解体について、よくあるトラブルや気を付けるべきポイントについてまとめました。

長屋とは玄関や階段・廊下を共用していない2戸以上の住宅が連続している建物。特に東京都内の下町と呼ばれる地域に多いです。

共同住宅の違いは、階段や廊下などの共用部分があるかで判別します。ある方が共同住宅です。

長屋を切り離すために必要なこと


解体工事について所有者全員(※)の同意を得る

一つの屋根を複数世帯で共有していますので考所有者全員の承認を得ませんと解体工事を、進める事は出来ません。

所有者のうち一人が同意を得ず勝手に解体を初めてしまった場合、法的に罰せられることになります。

長屋の解体に際してよく発生するトラブルは、

1.解体に合意したが、後に反対された

2.所有者の承認が得られない

3.切り離しが困難で複雑な構造をしている

4.切り離した箇所の補修工事

5.基礎の解体が既存建物に影響が出る

6.切り離し解体中居住者から苦情

7.ライフラインが繋がっている

1.2.の合意トラブルは多く起きる問題で、隣家との日頃の関係性も影響します

3.解体が困難な複雑な構造の場合は解体費用が跳ね上がるか、何か別の選択をしなければならないこともあります。

全員の合意がスムーズに取れ、構造的にも問題なく解体できる場合でも、4.6.はどうしても起こり得るトラブルの一つです。

5.長屋の構造上、建てた時の完全な状態でしか最大の強度を保つことができないため、切り離すことによって耐震性が下がり可能性があります。

壁の補強、補修はもちろん行いますが、金額を重視した結果トタンなど安価な素材での簡易補修となると保温性や機密性も著しく損なわれますし、周りの音も気になります。工事中の騒音はもちろんのこと、補修後も外の車の音などが聞こえやすくなってしまうのです。

屋根部分も当然切り離しますので、防水対策をしっかり行っていないと隙間からの雨漏りに繋がり、残った建物全体の寿命にも関わってきます。

普通の木造住宅の解体工事でさえ、騒音・粉塵などに対し細心の注意を払わないと苦情に繋がってしまいますが、もともとは一続きだった長屋の解体ともなれば、たとえ日頃の近所付き合いが良好だったとしてと思わぬクレームや関係悪化に発展してしまうケースも多いのです。

スムーズに長屋の切り離し解体を終えるために気を付けるべきポイントとは

解体したい所有者がその他の所有者同意を得る段階で、丁寧に説明・交渉すること

事前事後家屋調査を依頼する

家の水平や耐震状況、壁の傷などあらゆる現状を押さえておけば、クレームが入ったとしても、容易に対処することが出来るようになります。

人と人との交渉ごとですので、まずは終始円満に話し合いが進むことを第一に考えた対応を取るのが何よりも大切です。後出しの説明や周囲への配慮不足といったことが無いよう、ご自身の対応はもちろん、解体業者選びも是非慎重に行ってください。

ただでさえトラブルの種になりやすい切り離し解体工事。

家屋調査士ののアドバイス、書類や画像でしっかり証拠を残すなど、トラブルの可能性のあるものを一つでも潰しておくことが何よりの対策だと思います。

解体リサーチでは、東京での長屋の切り離し解体が得意な熟練の解体業者さんをご紹介させていただきますので、是非お見積もりを!