マニフェスト
2020/10/26
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解体リサーチです!
今回はマニフェストについてお話しようと思います。
産業廃棄物の処理委託の際に必要な伝票。
マニフェストとは、産業廃棄物の処理を委託する際に委託者が発行する伝票のことを言います。
日本のマニフェスト制度はアメリカの有害廃棄物管理制度を参考にして導入され、以後マニフェストのことを「産業廃棄物管理伝票」と言われるようになりました。
このマニフェストの制度は1990年に環境省の指導により始まりました。
産業廃棄物の収集・運搬・中間処理・最終処分などを処理業者に委託する場合、排出業者は処理業者へ
マニフェストを交付し、適切に処理が行われたことを確認するための制度です。
1998年12月より全ての産業廃棄物に対してマニフェストの使用が義務付けられました。マニフェスト制度の目的は、大きく下記の2点あります。
・産業廃棄物が適切に処理されたかどうかを確認すること
・産業廃棄物の処理の流れを記録に残すこと
このように産廃の流れが明確になるようになりました。
なぜマニフェストが必要になったのかというと排出業者は委託した処分業者の廃棄物処理工程表をしっかりと把握し、
「不法投棄撲滅」に向け適切に処理する必要があるからです。
以前悪質な業者による不法投棄が流行って社会問題になったのもこのマニフェストが整備された理由のひとつですね。
といったところで本日はこの辺で、以上解体リサーチでした!