解体工事のアスベスト調査、なぜ行う?

なぜアスベスト調査をしないと工事に取り掛かれないのか。それは、アスベストの多大な危険性にあります。

人体にとって有害
アスベストは肉眼では確認出来ないほど極めて細い繊維からなっています。
そのため、飛び散ると空気中に浮遊するので、人間の呼吸によって肺に吸い込まれやすい特徴があります。
アスベスト繊維は丈夫で変化しにくい性質なので、吸い込まれたアスベスト繊維は肺の中に長く留まります。
軽くて丈夫という建築素材にとっての長所が、体内に入った途端に裏目に出てしまうのです。
その結果、肺の繊維化が進み肺がんや悪性腫瘍の発生などの病気を引き起こす事に繋がります。

アスベストのレベルは「発じん性」で決まります。
「じん」は漢字で「塵」と表し、ほこりやちりの事を指します。つまり、アスベストを取り扱った時にどれだけアスベストが飛び散るかで決まります。もちろん、より飛び散る方が危険です。実はアスベストのレベルによって解体工事の費用が変わります。レベル1,2の撤去には特別な作業が必要なので専門家に依頼します。その為、飛散性の低いレベル3に比べると工事費が大きく異なります。条件によっても費用は異なりますが、国土交通省が出した目安は以下の通りです。

吹き付けアスベスト処理費用(1㎡あたり単価)の目安としてはおおよそ
※今後の情勢により、処理費用は変動する場合がある。
以下の通りである。(仮設、除去、廃棄物処理費等全ての費用を含む)
1.アスベスト処理面積300㎡以下の場合
20千円/㎡ ~ 85千円/㎡

 

条件によって単価が変わるため幅が大きいですが、家全体となると実に数百万ほどの費用がかかる場合もあります。
アスベストが使用されていない、又はアスベストレベル3と比べた場合、アスベストレベル1、2の撤去費用は甚大です。だからこそ、解体工事の前に調査をして判明させ、予算を出してもらうのが安心ですね。